2012年06月17日
ハンジマキで失態
殺伐とした世の中。
天変地異やテロ、普天間基地問題・・・・・
もう何が起こっててもおかしくない、
という刹那的な気分になってる今日この頃。
思わず物思いにふけり、なんとな~く山を眺めたら、
異様に赤く染まった植物を発見!
人間のあまりの怠慢に怒りを露わにしたのでしょうか?
わけもわからずショックを受け、
思わずスマホで一枚パチリ。
遠くからだとデイゴのようなモミジのような・・・・・
よく見るとハゼノキという漆科の植物のようです。
調べてみると秋に紅葉するようですが、
この時期に色気づくとはどういうつもりでしょうか?
ハゼノキは沖縄の方言でハンジマキ。
触るとかぶれるんですよね。
ハンジマキと言えば・・・・
小さい頃、よく裏山に遊びに行ったのですが、
赤くなったハンジマキを「キレイ~」と頭にのせたりして遊んでいました。
帰って来るなり異常に顔が痒かったのですが、
やっぱり三日も風呂入ってないからな~ボリボリと、
自分の不精を反省してたのですが、まさかその木が原因だったなんて。
翌日には顔は真っ赤に腫れ、ブツブツができてとても恐ろしかったのですが、
熱もない限り学校へ行けという母に逆らえず、仕方なく登校。
すると、先生は私を見るなり、
「どうしたのその顔?水疱瘡?早く帰りなさい!」
と、ひどく激怒されてしまいました。
内心そんなに怒らなくても・・・
と思いつつ、帰れる事にやぁり~と喜んだのですが、
クラスみんなの前での失態。
恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になり・・・
というか、すでに顔は赤く腫れ上がっていたので、
私の心情を察するものなどおらず、
ウヘ~気持ち悪い!バーリアッ!
などと罵られた悔しさは忘れられません。
ちなみに中学の時、
思春期特有のニキビに悩まされていましたが、
その時も「水疱瘡か?」
と、これまた先生に指摘された事がありました。
わたしの顔がそんなに信じられないんですかー!?
後日談。
ハンジマキでかぶれたと露ほどにも思ってなかった私は、
その後も何度となく山へ足を運んではかぶれ、
学校で辱めを受ける日々を送ったのですが、
その度にユタさんのとこに通いました。
というのも、絶対に治るから!と友人に勧められていたからです。
霊と何の関係が?
むやみやたらに小枝をポキポキ折ったのが、木の精の逆鱗にふれたのでしょうか?
ことある事にユタさんのとこへ行くとは聞いてましたが、
まさかこんな事まで?と半信半疑。
到着するなりユタさんと向かい合わせに正座。
目を閉じるようにと言うと、
呪文のようなものを唱えはじめ、
ペチャペチャと顔に水のようなものをかけられました。
聖水?なんだか本格的。
これなら治るかも~と、顔を突き出したりしましたが、
後で友人に聞くとそれは聖水ではなく、
ユタのおばあさんの唾だったようなのです。
つ、つば?
顔に取り憑いたと思われる木の精に向かって?
それとも私自身にむけて・・・・?
今となっては知るよしもありませんが、
正直キッついものがあります・・・。
人間不信に陥りそうです。
それでも、治るには治ったのですが、
それっておまじないのお陰というより、
唾の殺菌効果だったのでは?
とふとひいたりして・・・・。
Posted by やえぽん at 00:20│Comments(0)
│そば日記